不滅のAllegretto(アレグレット)

「不滅のAllegretto」と呼ばれています。

曲想からも重い感じで何となく「葬送曲」を思わせますが・・・

第7番の本番は3回振っていますが、2楽章は本当に悩みます。(本番でも???と思っています)
それはAllgrettoアレグレットという表記です。

テンポこそAndanteに重複するテンポですが、まずはAndanteから理解しないといけません。
Andanteアンダンテという表記を現在は「ゆっくり」と解釈されがちですが、本来、軽い曲調を示すもので、決して「ゆっくり」ではないのです。もちろん「ゆったり」でもありません。
テンポも「歩く」ようなステップなのです。「軽い」のです。

すると、Allegrettoはどうでしょう。
テンポこそ(ここでいうテンポとはメトロノームのことです)アンダンテぽいのですが、実は文字通りAllegroアレグロの仲間でAllegroと同じ重心でAllrgroより遅い・・・というだけで、決してAndanteと同じ性質でもないのです。

なので、「葬送」でもないし、かといって単調でもなく、どちらかというと中世教会での儀式で使われるような響きをベートーヴェンは求めたのではないかと・・・僕は思っています。

と、こんな日記・・・なんやねんって感じですね^^;

ふと、動画整理してたらこのリハーサル風景が出てきて・・・
ちょっと書いてみました^^;

第2楽章リハーサル風景をyoutubeにうpしました^^

ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章 Allegretto

本番があれば必ず練習があるのです^^

クラシック・オーケストラの演奏会(コンサート)ってすごく品格があって華々しくて^^


なんか、ドレスコードがあったり、子供入れなかったり、下手な場所で拍手できなかったり・・・
演奏してるのはオーケストラ(団員)なのに、指揮者がその拍手を独り占め(笑)
   招待チケットもらったけど・・・・
      曲知らないし・・・・

元々、西洋の音楽。日本人の心に沁みついている音にクラシック音楽はなじまないようにできています。

クラシック音楽(ここで言うクラシックというのは近代音楽は含みますが現代音楽は含んでいません)は、一部の・・・ごくごく一部のこだわりのあるクラシックファンのためにあると言っても過言ではありません。

これでは、クラシック音楽のすそ野を広げるなんて、個人の努力ではどうにもならないのです。

んで・・・タイトルなのですが。。。

その華々しい演奏会の前には必ず練習をします。

環境の整ったオーケストラは音響のいいホールなどで練習しますが、僕の場合・・・まぁ、youtube観てください。

僕は、この練習風景こそが、リラックスして楽しんでもらえる場ではないかと、いつも思っています。

40歳を超えたころから僕はほとんどCDなどを聴かなくなりました。(クラシックだけですが)
それは、ライブ録音ですら編集されマイクで拾った疑似ホール効果を多用しているからです。

練習風景は、良い悪いは別にして・・・楽しいです。
音楽が出来上がっていく工程を見聞きできます。

本番・・・・ミスったら、それはそれで、通過してしまいますが、練習こそミスすると止まります。止めます。

どんなにいい音楽(クラシックだけではなく)でも練習(リハーサル)は観ていても聴いていても楽しいです。

クラシック音楽は今、色んな所で使われています。
テレビ・ラジオのCMや番組内であったり、街のあらゆるところから聴こえてきます。

知らず知らずのうちに、皆さんはマーラーやブルックナー、およそ聞いたことのない作曲家たちの音楽を耳にしています。
違和感ないでしょ?街に流れてるクラシック音楽^^

僕は、演奏者も観客も同じ感動や喜びや楽しみを共有できる・・・そういう音楽が好きです。



あくまで個人的な意見です。
youtubeは
ベートーヴェン交響曲第7番 第4楽章 リハーサル風景です。
デジカメ録画のため音めちゃ悪いです^^;

おかあさんのばか 母の日に向けて

  おかあさんのばか
この曲は僕が入団していた地域の合唱団で中学1年の時に歌った男声合唱組曲です。
第5章の歌詞の「おかあさん のう出血で死んじゃって ばか」や第7章の「白いカーネーションはいや」などは子供ながらに涙をこらえられませんでした。
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おかあさんのばか(作詞 古田幸 作曲 中田喜直・磯部俶)

≪解説≫
合唱組曲「おかあさんのばか」は、吉田幸ちゃんの詩によるものです。
幸ちゃんのおかあさんは、幸ちゃんが6年生の夏、突然プールの事故でなくなりました。
東京杉並区の水泳大会に出場しようとして、シャワーをあびたとき脳出血でたおれたのです。
お父さんと中学生のお兄ちゃんの三人になってしまいました。
おかあさんがいなくなってひっそりとしてしまった家の中で、その冬、幸ちゃんは「おかさんのばか」という詩を書きました。
たったひとりぼっちで留守番をしている時に書いたのです。
それから幸ちゃんはおかあさんの代わりに、食事のしたくや買い物やおせんたくの合間にたくさんの詩を書きました。
この「おかあさんのばか」は、それらの詩13篇による男声合唱の組曲です。
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======語り・歌詞==============

1.ちかいのことば(開始の音楽 作曲は中田喜直)

おかあさんへ。
幸は、おかあさんが死んでも、
正しいいい人になって、おとうさんを助けてあげます。
いつもわたしやおにいちゃんの事をはげましてくれたおかあさん、
いい神様に会ってください。
そしていつまでも私を天から見ていてください。
わたしの事は、豊子おばちゃんが見てくれるそうです。
おばあちゃんやおじいちゃんは、
私やお兄ちゃんのことを考えると、
かわいそうでむねがいっぱいになってなみだが出てくるそうです。
私は、おかあさんと三つの約束をします。
一つは、どんなことがあってもくじけたりしません。
それから、なんでも最後までやって、やり始めたらやりとげます。
だれにも迷わくをかけないで、
親せきのおじさんやおばさんにいろいろこれからの事を教えていただきます。
おかあさん、私はりっぱないい人になりますから、
おかあさんは私を見ていてください。
やさしくて理かいのあるおかあさん、わたしのそばにずっといてください。
それから、おかあさんから特に注意されていたことばづかいを、
いいことばづかいにします。
どうか、神様、おかあさんをいい天国に連れていってください。
いつまでも幸せにくらせますように。
神様    幸

2.語りの音楽(作曲は磯部俶)

私のおかあさんは、一カ月前に、
のう出血という、おそろしい病気で死んだ。
このごろ、おかあさんの夢ばかりみる。
さいだんの前にすわって、
にらみつけたりする。
友だちのおばさんにあうと、
おかあさんていいなと、
急に思い出してしまう。
おかあさんは病院で目をあけた時もあった。
その時、おかあさんはなみだを出してないていた。

3.じんちょうげ(作曲は磯部俶)

げんかんの戸をあけたら
プーンといいにおい
あっ じんちょうげだ
いつのまにさいたの
おかあさんが死んでから
うら口ばかり
出はいりしていたので
少しも気がつかなかった
おかあさん
おかあさんのすきな
じんちょうげがさいたよ
私はげんかんの戸を
いっぱいあけた

4.すきやき(作曲は中田喜直)

私の一番とくいな料理は
すきやき
かんたんで
うち中 みんなすき
一週間に一度はする
白いヘッドで
なべをジャージャーやいて
ねぎに しらたきに やきどうふ
牛肉の色が
うす土色に変わったとき
私は つまみぐいをする
とってもおいしい
私はこのときの味がすき

5.おかあさんのばか(作曲は磯部俶)

「お父さんの語り」
「おかあさんのばか」。 
今まで、子どもの口からこんな言葉を一度も聞いたことのない私は、
みゆきのこのふんまんやるかたのない母を思う叫びを聞いてしばらくは、
何もいえなかった。
子どもたちのとって母親くらい大事な存在はない。
母なきあと、父の私がどんなにつくしても、
子どもたちはおそらく、これから何度か、
おかあさんのばかを発する時があろう。
私は、それを思うと、いたたまらなくなり、
強く生きてやらねばと思う。

おかあさん
のう出血で死んじゃって
ばか
おいにいちゃんは スキーに
おとうさんは 学校に
いっちゃった
みゆきはひとりぼっち
おかあさんのすきな
おもちがとどいたのよ
おかあさんは
おもちをきるのが
とってもじょうずだった
おかあさんのばか

6.おにいちゃんの成績(作曲は磯部俶)

おにいちゃんの父兄会に
おとうさんが出た
おにいちゃんは
午前中で帰ってきたが
なんだか 落ちつかない
やっぱり
あまり成績が よくなかった
よるおそくまで
勉強していたのに
かわいそうだなあ
おにいちゃんは
こんどこそがんばるぞ とは
いっているけれど

7.白いカーネーションはいや(作曲は中田喜直)

きょうは母の日
きょねんの母の日には
お料理の上手な
おかあさんに
エプロンと
赤いカーネーションをあげた
おかあさんが死んじゃった ことしは
白いカーネーションが
ほんとうだけど
わたしはいやよ
白いカーネーションは
みるのみいや
赤いカーネーションを三本と
一番さきにさいた
庭の赤いばらの花を一つ
私は さいだんに
そなえた
 
8.バイオリン(作曲は中田喜直)

初めてのバイオリンだった
私は
あまり練習していかなかった
だから
せんがあがったり さがったりして
こまってしまったの
キーキー
とてもいやな音
なれてきたら
ギーギーと
うまくいった
よかったな

9.雨のふる日(作曲は中田喜直)

雨の降る日
大きらい。
おかあさんが 入院してたとき
雨の日に
ようだいが へんになった。
その時
おとうさんは
こどもみたいに
声を出して 泣いたって
水天宮さまの
ばちがあたったんじゃないかと
おとうさんは いってたそうだ。
雨のふる日に
学校から帰ってくると
シーンとしていて
こわいみたい。
おとうさんが また
思い出して泣いているんじゃ
ないかと
思うと よけいかなしくなる。

「お父さんの語り」

子どもでなくても雨のふる日はいやなものだ。
うちでは、洋が生まれる時も、
幸が生まれる時も雨がふっていた。
妻が倒れたのも、水。
妻と私が見合いした所は海。
結婚式には雪がふった。
迷信めいたことになるが、
なんだか雨の日がおそろしくなる。
子どもたちも雨の日は、
だまりこくって妻の霊にあかりをつけたりする。
雨の日また楽しからずやなどいう雰囲気は、
当分生まれそうにもない。

10.知能テスト(作曲は磯部俶)

ニ、三時間目
知能テスト
私はいっしょうけんめいにやった
でもやっぱりできないところが
十以上あった
みんなかんたんなものばかりなのに
問題が なかなか早く読めない
おわってから 頭のよい人にきくと
「できたわ あんなのかんたんよ」と
私の顔をみた
くやしい
その人の顔が おにのようにみえた

11.七夕(作曲は中田喜直)

こんやは たなばた
また 雨空。
たなばたって
どうしていつも晴れないのかしら。
夢でもいいから
おかあさんにあいたいと思って
となりのせっちゃんの
ささに
「おかあさん」とかいて
たんざくをさげた。

12.シーツ(作曲は磯部俶)

よごれていた
うちじゅうのシーツを
ぜんぶあらった
早めにふとんをしいて
みんなのシーツをかけた
太陽のにおいが
へやじゅう ぷんぷんした
はだかで
その上に ゆうゆうと
ねそべったら
とってもきもちがよかった

13.おくり火(作曲は磯部俶)

夕食のあと
げんかんで
おくり火のよういをした
おむかえ火のとき
おじいちゃんが
おがらの火をみてないていた
おくり火は
私たち五人でやった
おにいちゃんも 私も
だまったまま
おさらの上の火をみて
なきそうになった
おとうさんは
なかなか
うちの中へはいってこなかった

14.教会の神様(作曲は中田喜直)

おかあさんが死んでから
さびしい日がおおい。
おとうさんやおにいさんは
神様なんていないというけれど
私はやっぱり神様をしんじる。
教会へ来てよかったな。
神様に聞いてほしいことがいっぱいある。
神様に力になってもらいたいこともある。
教会へ行くと
私はおかあさんにあえるようなきがする。

youtubeは三田男声合唱団のものをお借りしました。

第九 ゲネプロ音源 初アップ!

daiku

新聞記事です。

ベートーヴェン 交響曲第9番 合唱付き
第4楽章 (各音源は第4楽章760小節あたり〜フィナーレ)

ゲネプロ音源

僕の要らんしゃべりが入っています^^;
指揮台に置いたレコーダー録音で音悪いです^^;;;;)

本番音源

ゲネプロ音源は初アップです。

演奏 シュミット交響楽団
合唱 シュミット合唱団
指揮 なかむらゆういち
2009年11月21日 東京 文京シビックホール


まあ、いろいろありましたが^^;;;

ついでに・・・・・・

本番1週間前の11月14日
リハーサル音源w
どうやって本番するの?って感じでしたがwww

schmitt3


☆彡アップしました音源・画像の著作は全て僕が所有しています。個人で楽しむためのDLのみ許可しています。

              シュミット交響楽団

のだめ コンサート!(のだめカンタービレ)

nodame2


2007年5月にNEOクラシックを聴く〜のだめコンサートをやりました。
場所は京都コンサートホール
指揮は僕です。

音源を順不同でアップします。
お好きな時にお聴きいただければ幸いです。
(音源は編集していません。著作権は僕が所有しています。個人で楽しまれるDLは許可しています)

ヴィヴァルディ 四季より「春」(チェンバロ有)
チェンバロも入った本格室内楽

モーツァルト オーボエ協奏曲 第1楽章
のだめのドラマで黒木クンが吹いていた曲です

ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ「春」
春の曲と言えばこれでしょう

ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章(抜粋)

ベートーヴェン 交響曲第7番 第2楽章

ベートーヴェン 交響曲第7番 第4楽章

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 第1楽章
浅田真央ちゃんがフリーで使用していた曲です

ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー
のだめのテーマ曲です


のだめコンサートの草分けです^^v
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